矯正治療の必要性
歯並びが悪いと様々な障害が起こります。
歯並びが原因で起こる不具合

- 見た目が悪い
- 発音しづらい
- みがきにくく、むし歯になりやすい
- 歯周病になりやすい
歯並びをきれいにすることは、口元を美しくするだけではなく、身体機能の向上のためにも大事です。
子供の場合、歯並びの悪さは、心理的な影響を持つこともあります。見た目の悪さから引っ込み思案になってしまうだとか、発音がうまくいかない、食事を食べるのが遅いなどで劣等感を感じることさえあります。
矯正治療は、見た目にとどまらず、機能、精神、などの全身的要素をもカバーするものです。
保険適用歯列矯正
矯正治療も、全身的な病気に伴うものであれば、育成(更生)医療の適用となり、健康保険の適用があります。
該当する疾患
- 唇顎口蓋裂
- 第1第2鰓弓症候群
- 鎖骨頭蓋異骨症
- Crouzon症候群
- トリチャーコリンズ症候群
- ピエールロバン症候群
- ダウン症候群
- Russell-Silver症候群
- ターナー症候群
- Wiedemann症候群
- 尖頭合指症
※手術を必要とする強度の反対交合、上顎前突なども矯正治療が健康保険適用となります(顎変形症の矯正治療)。厚生労働大臣が定める施設基準に適合した育成(更正)医療指定の歯科医療機関でなければ、上記の健康保険治療が出来ません。
小児矯正
~正しい咬み合わせへ導く~

小児矯正治療例
咬合誘導
子供の歯列矯正は、咬合誘導とも呼ばれ、正しい咬み合わせへの誘導のために行ないます。
子供の時期に、大人の咬み合わせを想定しながら、将来永久歯がうまく咬み合うような治療を行ないます。
子供だからできる骨格性の治療
咬み合わせの不調和は、大きく分けて、①歯が原因のものと、②骨格(顎)が原因のものに分けられます。子供の矯正の特徴は、後者の骨格的な原因の不調和を治療でしやすいことです。大人になってからでは、抜歯や手術を要するような症例でも、骨が柔らかい成長途中の子どものうちに治すことで、より自然に症状を改善できます。
癖の改善も重要
小さなお子様は、指しゃぶりなど生活の中での癖が、知らず知らず噛み合わせに影響を及ぼすこともあります。こういった癖の指摘や改善も子供の矯正の大事なポイントです。
ご両親へ
当院では、たとえ低学年のお子様であっても、本人が希望しない限り治療を行ないません。お子様にもできるだけわかりやすく説明し、自分がどのような状況にあるかを理解していただく努力をいたします。
お子様の将来のためにも、不具合に少しでも気付かれた場合は、遠慮なくご相談ください。